甲状腺の病気は女性に多く見られる病気で、成人女性の7人に1人程度見つけられます。
妊娠・出産を契機に発症する事が多く「産後の肥立ちが悪い」とか「育児のノイローゼ」の原因が甲状腺の働きの異常によるものも少なくありません。また自律神経失調症や更年期障害とまちがえられている場合もあって、甲状腺の病気に気づいていない女性もかなりいると考えられます。
甲状腺はからだの成長発育やエネルギー代謝に必要な甲状腺ホルモンを作っています。
このホルモンが多すぎたり(=甲状腺機能亢進)、足りなくなる(=機能低下)といろいろな症状がでてきます。
機能亢進症
- 暑がりである
- 汗かきである
- 疲れやすい
- 動悸がする
- 息切れがする
- 落ち着きがない
- 食欲はあるのに体重が減った
- 手足が震える
- 首がはれている
- 目つきがきつくなった
機能低下症
- 寒がりになった
- 皮膚がかさかさしてる
- 何かをするのも億劫だ
- むくみがある
- 髪や眉が薄くなった
- 声がかすれた
- 食欲がない
- 体重が増加した
- 物忘れが多くなった
- 便秘がちである